あかぎれ・ひび割れ知らず、手荒れの原因と対策
寒い冬になると、手がカサカサになって、ひどい時には、あかぎれやひび割れになったりしませんか。
顔が乾燥して、ケアに熱心になることはあっても、少しくらい手が荒れたくらいでは、ほったらかし(^^;)
なぜなら、家事には水仕事が付き物だから。
ハンドクリームを塗っても、またすぐに、お湯や水を使うことになるので、なかなか思うような手当てができません。
今日は、私が手荒れをしなくなった経験談を書いてみようと思います。
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かゆい・痛いの手荒れの原因とは
私も50代となれば、生きてきた半分はすでに主婦。
手荒れをしない冬を過ごせるようになったのは、5~6年前くらいからです。
それまでは、手の甲がガサガサになったり、赤くなってヒリヒリ痛くなったり。
ひどい時は、指の先が割れて、涙がちょちょぎれるほどの思いをしていました(:_;)
ちょちょぎれる? 古い?
これって、ひょっとして、もう使っちゃいけない言葉だったりして~(^▽^;)
ひび割れになると、本当につらいんですよね~~。
そりゃ、涙もこぼれそうになるくらい、しみるんですわぁ~~。
そんな手荒れの原因は、肌のバリア機能が弱っているから。
寒い冬は、空気が乾燥していて、肌の水分もどんどん蒸発してしまうのです。
肌の一番外側にある角質層には、天然保湿因子(NMF)や角質細胞間脂質(セラミド)という潤い成分が備わっています。
↓↓先日も保湿成分であるセラミドのお話しをしました。
その保湿成分を守るように、皮膚の表面には皮脂膜というガードマンが存在 ∠(^ー^)
水分が逃げないように、バリアァァァァ~!とばかりガードしてくれています。
でも、皮脂と汗が混じり合ってできている皮脂膜って、どちらかっていうと、あんまり綺麗なものとは思えないかも・・(>_<)
いや! そんなふうに思っていたら、バチが当たります。
皮脂膜は、世界に一つしかないオリジナルな美容液。
潤い成分が出て行かないように、肌を守ってくれているのですから。
そんなバリア機能でもある皮脂膜も、肌が乾燥することで壊れてしまい、ガード効果も低下。
皮膚の表面は、ガサガサではがれやすくなります。
皮脂腺のない手のひらは、もともと皮脂膜が薄くて、バリア機能も低いのです。
おまけに、冬場は空気が乾燥している上に、水仕事が多かったりすることで、ますます潤い成分を守ることができません。
インフエンザや風邪予防のための頻回な手洗いや、私のように医療現場で働いていると、消毒も増えるしね~。
職業がら、エアコン(暖房)のきいた院内で、紙のカルテをさわることも、手がガサガサになる理由かもしれません。
セラミドなどの潤い成分が、どんどん洗い流されてしまう~~。 ε=ε=(。ノ・ω・)ノ マッテー
このように、寒い冬におこる手荒れの原因は、乾燥による肌のバリア機能低下で、うるおい成分や水分を保持できないことにあるのです。
皮膚科の先生のアドバイスから、手荒れ予防にオススメ
何度も言いますが(^^; 以前の私は、それはそれはひどい手荒れで、指先がパックリ割れることもしばしば。
炊事の時も大変で、お風呂へ入る時もほんと困難なくらいでした。
もちろん、ドラッグストアでハンドクリームを買って用心はしていましたが、そう1日に何回も塗ることができません。
食器洗いの洗剤を替えたことで、少しカサカサがましになったことはありました。
もっとも、ゴム手袋をはめて水仕事をすれば良いのでしょうが、そんないちいち面倒くさいことはできなかったぁ~ σ(^_^;)アセアセ
ハンドクリームをたっぷり塗って、毎日、手袋をして寝たことで、ひび割れは少し減少しました。
それでも、ガサガサ乾燥の手荒れは、悩みの種。
冬にお湯を使う時期、毎年、同じ症状の痛みやかゆみに耐えなくてはならなくて・・。
そんな時に、皮膚科の先生からのアドバイスで保湿剤を使ってみたのです。
これ、私の中では、もう定番の定番!!
もう手放せないくらいの必需品です。
ご存知『ヒルドイドローション』
この保湿剤を使うようになって、指先のひび割れも、手の甲のあかぎれ・ガサガサが全くなくなりました。
さらさらのローションで、ニオイもなく、私は顔のケアにも使用しているくらいですから。
先日、40代のうちのスタッフが、あかぎれのような手荒れで、先生にみてもらっていました。
先生は、やっぱり、このヒルドイドローションを処方。
もう一つ、あかぎれにマイザー軟膏を出されました。
以前、首元の赤い湿疹のようなカサカサ肌の時に処方された軟膏で、私も持っています。
これで、彼女のあかぎれは即効で良くなり、今はヒルドイドローションでケアしているとのこと。
患者さんからも、うちのスタッフにも人気のあるローション。
冬になると決まって、手荒れに悩む方は多いと思います。
バリア機能の低下で、手のうるおい成分や水分は、なかなか保持できません。
40代、50代ともなると、うるおい成分や皮脂はますます減っていく一方。
顔だけでなく手の方も、しっかり保湿ケアしなくては、手元というのも結構見られているのですよ~~。
ヒルドイドローションは、病院で処方される薬剤。
次回も手荒れについて、処方薬ではなく、ハンドクリームなどについて書こうと思っています(*^^*)