風邪薬で処方されたトラネキサム酸、実はシミや美白にも良い?

年末年始の休診へ入る前、なんとなく喉が痛くなってきました。
たいしたことはなかったのですが、風邪の初期症状かも?と思い、院長に診てもらうことに。
お正月が、病に伏せた寝正月になってしまったら、大変です。
このところ、先生がよく処方される薬の一つに「トランサミン」という薬があります。
私も、年末の診察時に処方してもらいました。
実は、この風邪の引きはじめにもらう薬が、美容でも注目されていたのです。
本日は、この「トランサミン」という薬について、書いてみます。
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喉が痛い時にトランサミン錠剤
私が医療事務員として働きだして、19年。
(わぉー! 古株・お局と言われないようにしなくっちゃぁ~(^^;)
勤め出した頃には、トランサミンという薬の処方もあったのですが、年々、先生は使うことが少なくなっていました。
今思えば、駆け出しの頃は、仕事を覚えることに必死で、薬に名前や効き目などはわかっていなかったよなぁ~~。
薬剤師じゃないんやから・・(^▽^;)
でも、20年近くも同じ医院で働いていると、先生が処方される薬もだんだんわかってきます。
最近、先生がよく使う「トランサミン錠250mg」
病名は「咽喉頭炎」となります。
私の症状も、まさに風邪の引きはじめ、ちょっとした喉の痛みからでした。
ハイ! こちらが「トランサミン250mg」です。
外用薬のトローチやうがい薬とともに、処方してもらいました。
トランサミンは、第一三共というメーカーの薬。
風邪の初期症状に、炎症を抑える必要があるような場合、出されるように思います。
すみません(^^;
私は、あくまでも医療事務員ですから・・。
もともと、昔は、止血剤として処方されていたような記憶もあります。
添付文書を見ると、出血傾向にある時に処方することはもちろん、それ以外に
・湿疹及びその類症、じんましん、薬疹・中毒疹のにおける紅斑・腫脹・そう痒等の症状
・扁桃炎・咽喉頭炎における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状
・口内炎における口内痛および口内粘膜アフター
と、書いてあります。
のどの痛みがある早い段階に内服すれば、炎症も治まるのでしょうね。
実際、私も、年末にはうがいをするとともに、トランサミンを飲んだことで、無事元気に年を越せました(^^)
シミ・美白に効果ありというトラネキサム酸
ここまで来て、お気づきの方もおられると思いますが・・。
タイトルは「トラネキサム酸」じゃねぇ?( 一一)
間違ってるやん。
「トランサミン」と「トラネキサム酸」、どっちがホンマでっかぁ?って!!
いったい、どないちゃうねん!!
ややこしいなぁ~~って思いますよね(^^;)
これ、実は同じものなのです!
「トランサミン」というのは商品名で、薬局でもらった薬(上記画像)、先発品。
「トラネキサム酸」というのは、一般名といって成分名なのです。
今、よくススメられている後発品(ジェネリック)というのは、こちらの成分名(一般名)になっていることが多いですね~~。
後発品(ジェネリック)について書いている記事は
ジェネリックは知っているけど、オーソライズドジェネリックとは ← こちらでも読めます。
なので、「トランサミン」と「トラネキサム酸」の主成分は同じだということ。
この「トラネキサム酸」
最近、美白やシミという美容方面で注目されていますよね。
TVでもみかける、顔のシミのひとつである肝斑のコマーシャルも有名。
これって、随分前からあったような気もします。
シミは紫外線によってできやすいですが、シミの一つでもある肝斑は、どちらかというとホルモンバランスの影響。
昔から、トラネキサム酸は、この肝斑の治療に使われていた医薬品です。
シミの原因なる物質をおさえる効果があるとして、最近では、美白やシミといったキーワードで一目おかれています。
そういえば、去年、うちの皮膚科の先生も、「トランサミン250mg」と「シナール」という薬を出されていました。
シミが気になる人へ!
トランサミンとビタミンCを併用することで、高い美白効果が期待できるんですって。
でも、これは治療薬としては保険が効かないので、全額自費(実費)。
美容に関することは、なかなか保険扱いはむずかしいこともありますね~。
皮膚疾患、肌荒れにも有効?トラネキサム酸配合の化粧品
これ、見て下さい(*^^*)
私が、3年くらい使っている基礎化粧品。
持田ヘルスケアの「コラージュ・ビーケーエイジ」です。
トラネキサム酸が入っているぅ~~~\(^o^)/
しかも、これ、有効成分と書いてあります。
肌荒れ防止用。
そうなんです。
ビーケーエイジは、トラネキサム酸が含まれている化粧品。
画像は乳液ですが、化粧水にもちゃんと配合されていますよ。
ということは、肌荒れ防止以外にも、意外と美白効果もあったりして(笑)
持田ヘルスケア側は、決して美白効果は謳っていませんが・・(^^;
製薬会社が作っているので安心ということもあり、敏感・乾燥肌の私が愛用中。
実は、ここ何ヶ月か、大人ニキビ・吹き出物のせいで、化粧品をストップして治療していました。
詳しくは
大人ニキビを治す方法は、化粧品をやめて治療薬の保湿剤から始まった に書いています。
今年に入って、皮膚科の先生より、少しずつ化粧品を使うことにOKサインが出ました。
やっぱり、保湿剤だけではなく、エイジングケアもしなくちゃね~。
持田ヘルスケアのコラージュ・ビーケーエイジが気になった方は、
超乾燥肌・敏感肌50代にもオススメ、ビーケーエイジのレビュー ←この記事で、詳しく書いています。
いかがでしたでしょうか。
風邪の引きはじめの喉の痛みに、トランサミンという薬が処方されること。
しみや美白効果もあるといわれている、トラネキサム酸配合の化粧品も紹介してみました。
何かのお役に立てたら、幸いです(*^^*)