残った汁は捨てないで!缶詰の残り汁を使った絶品簡単レシピ

案外、栄養価の高い缶詰。
非常食としても、災害時のために重宝する食品です。
保存食というよりも、私にとっては、手抜き料理の味方というもいえる食品だったりしますが・・(^▽^;)
その缶詰の中身。
あなたは、食べた後に残ったこの汁、捨ててしまってませんでしたか。
いやいや、缶詰の中身は、汁ごと全部使えるのです!
先日は、さばの水煮缶について詳しくお届けしました。
今日は缶詰レシピではなく、缶詰残り汁レシピを「おはよう朝日です!」を参考に、書いていきます。
もったいない!缶詰の残った汁、捨てていませんか
実は、缶詰の残り汁には、おいしさがいっぱい詰まっているのです。
缶詰は、水・空気・細菌などが入らないように密封されて加熱調理されているので、中身は食べられるものばかり。
『せやけど、汁ってなぁ~~?! ほんまにおいしいんかいな~?』って、思いますよね。
まぁ、味はともあれ、栄養価が高いのは、前回の記事でも書いた通りです。
↓↓ こちらで、確認できますよ。
缶詰の栄養価の高さ、心臓病のリスクも下がる簡単レシピ
私も、初めて「さばの水煮缶」買ってみました。
いつもは、みそ煮などの味付けを購入するのですが、心臓病のリスクも下がる簡単レシピを試してみたくて・・。
そう!!
缶詰は、うまみが凝縮されて密封され、栄養素が逃げ出さないので、栄養価の高いものが多いのです。
新鮮な食材を、すぐに真空状態で加熱するため、栄養分も高いまま。
本当もったいないので、残り汁まで使わない手はありません。
では、その残り汁の使い道とは、どのようにすれば良いのでしょう?
余すところなく使える缶詰について話すのは、栄養士の池上敦子先生。
①いわし・さば・さんまなど
しょうゆ煮やみそ煮のように、あらかじめ調理されているため味付けは不要。
しっかり味付けされているので、野菜などの煮込み料理が最適です。
汁ごと丸々ドバッと入れ、このままの味付けで、野菜と一緒に煮込んじゃいましょう。
汁まで捨てずに・・ですよ!
②コーン・マッシュルームなど
コーンやマッシュルームの汁にも、うま味が入っています。
ダシの代用にもなるので、だし巻き卵などに入れて使いましょう。
ちょっぴり甘くなったりして、お子さんにも喜ばれること間違いなし。
コーンやマッシュルームの汁なんて、ただの水やと思ってました(^^;)
この水みたいなんも、使うねんやぁ~~。
そんなシャバシャバの水、いっつも捨てていた私。
あら、もったいない! ほかしてたわぁ~(^^;)
③アンチョビ・オイルサーディンなど
魚のうま味がたっぷり、炒め油に使用します。
ペペロンチーノなどのパスタに使っても良いですね。
私、ツナ缶の残り油なんて、ふたを開けたと同時に、先にすぐ捨ててました(^▽^;)
炒め物に使っていたら、ツナのおいしさが残っていたかもしれないのに・・。
ノンオイルのツナ缶の汁も、有効に使いたいものです。
わざわざ捨てる必要なし(^^)
ほんと残った汁って、かなり優秀だったんですね~。
缶詰残り汁、とっておきレシピ
◎さば風味のお味噌汁(さば水煮缶の残り汁を使って)
【材料2人分】
160gさば水煮缶使用 残り汁35g抽出
大根 | 100g |
人参 | 1/2本 |
しめじ | 1/2パック |
みそ | 大さじ1強 |
酒 | 大さじ1 |
水 | 365cc |
生姜おろし | 1片 5g |
青ねぎ | 適宜 |
【作り方】
①大根、人参は薄くイチョウ切りにし、しめじは石づきをとってばらけておく。
②みそと酒は合わせておく。
③鍋に、さば水煮缶の残り汁と水・大根・人参を加え、強火にかける。
野菜はお好みのもので、なんでも良いですよね。
汁が濁っていて、なんとなく気になりますが、大丈夫です。
気にせず、そのまま、そのまま。
残り汁の中にうま味もしっかり入っているので、カツオダシなどを別に取らず作っていきます。
④沸騰したらあくをとって中火にし、野菜が少し柔らかくなったら、しめじを加える。
⑤②を加える。
みそに酒を合わせてことで、さばの臭みがおさえられます。
⑥器に入れて、刻んだ青ネギとおろし生姜を加えて完成。
しょうがも又、臭みをまろやかにしてくれるので、相性抜群。
水は365ccと書いてありますが、さば水煮缶の汁を足して400ccになるような感じです。
買ってきたさば水煮缶の残り汁で、今日はお味噌汁を作ってみました。
しめじがなかったので、豆腐を少し入れて・・。
いっけん普通に、いつもと変わりないお味噌汁に見えますが、これ、美味しいんですよ~。
個人的には、この分量よりもう少し味噌が多い方が良かったかな~なんて思います。
うちの味が濃いすぎるのかしら・・。
なんとなく物足りない感じがしたので、味噌を多めに使いました(^^;)
他に何も足していないのに、いいダシが出ています。
野菜からのいい甘みと、さばのダシがぴったり合うのです。
臭みもなく、なんとなく酒の粕汁っぽいような気がしました。
いつものお味噌汁と違って、美味しかったぁ~。
あなたは、今まで、こんな良いダシを捨てていませんでしたか。
◎ツナ風味のドレッシング(ツナ缶残りオイルを使って)
【材料2人分】
70gツナ缶使用 残り汁(オイル)12g抽出
米酢 | 小さじ1 |
ゆず胡椒 | 小さじ1/2 |
濃口しょうゆ | 小さじ1/2 |
きび砂糖 | 小さじ1/2 |
乾燥海藻 | 3g |
レタス | 40g |
きゅうり | 1/4本 |
ミニトマト | 4個 |
赤玉ねぎ | 1/8個(20g) |
【作り方】
①ツナ風味のドレッシングを作る。
ツナ缶の残りオイル・米酢・柚子胡椒・濃口しょうゆを全て合わせます。
よく混ぜ合わせて下さいね。
②乾燥海藻は水で戻し、水気を切る。
③レタスは食べやすい大きさにちぎる。
④キュウリは薄く輪切り、ミニトマトは1/4櫛切り、赤玉ねぎはスライスにする。
海藻は、ツナと相性が良いのでオススメです。
もちろん、サラダはお好みの野菜でOK。
ツナが入ってなくても、香りだけじゃなく、ツナの味もするので不思議。
より豪華な感じがします(^^)
魚のうま味が入っていますからね~~。
ツナの残りオイルには、DHAやEPAなど、魚の栄養が入っているので、栄養素も非常に上がります。
◎さつまいもの甘露煮風(みかん缶残り汁を使って)
うちの冷蔵庫の中にも、こんな缶詰が入っていました。
缶詰には、みかんや桃などのフルーツもありますよね。
今回は、みかん缶の残り汁。
これ、捨ててしまう確率高くないでしょうか。
【材料2人分】
295g(固形170g)みかん缶使用 シラップ 120cc抽出
【材料】
・サツマイモ1本 200g
・水 適宜
【作り方】
①サツマイモは皮ごと1.5cm角に切り、水にさらして、アクぬきをして水気を切る。
②鍋に①とシラップを入れ、さつまいもがひたひたになるまで水を加える。
③強火にかけ沸騰したら弱~中火にし、ペーパーで落とし蓋をして15分煮る。
材料もたったこれだけ。
みかん缶の甘味をうまく利用しているので、砂糖も必要なしなんですね。
柑橘系のさわやかな感じがして、香りも良いんですよ。
甘ったるい感じもなく、パクパク食べられます。
途中、煮詰まりそうになったら、水を加えれば大丈夫です。
さつまいもを崩さないように、気をつけながら混ぜましょう。
今日も、前回に引き続き、缶詰にアツくなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
長期保存ができ、開けたらそのまま食べられる缶詰は、めっちゃ優秀な食品だということですね。
もったいないので、捨てずに汁までしっかり頂きましょう(*^^*)
うま味調味料みたいですから。