ステナイおばさんに学ぶ節約レシピ「得する人損する人」より
TV番組「あのニュースで得する人損する人」に登場したステナイおばさん。
普段は捨ててしまうような食材を、ポイ!と捨てないで、絶品の節約料理を作る芸人さんです。
私も、貧乏人ゆえに、常に節約精神は持ち合わせているつもりです。
「もったいない」という精神は、昔からいわれる考え方で、節約しようとする時には大切な気持ち。
流行りの「断捨離」、不要なものを断ち、捨てることで、物の執着から離れるということとは逆のことかもしれません。
これも、価値観・考え方の違いで、今回は食材なので、断捨離とは又ちょっと違うでしょうね・・(^^;)
「ポイ食材」は、まだまだ有効に使えるものということで、ステナイおばさんを見習って、捨てない節約レシピを書いておきます。
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ジャガイモの皮を使って、酢豚っぽい料理
ステナイおばさんこと、ボルサリーノの関好江さん。
45歳という、芸歴23年の独身芸人で、昭和のもったいない精神を持った女性です。
今回の酢豚っぽい料理では、私が普段、捨てているものばかりでした。
そんな食材を有効利用することで、私のような一人暮らし分の夕飯のメニューになります。
ジャガイモの皮は、重ね焼きすると、肉の食感になって酢豚っぽい料理になるということ。
ブロッコリーの茎を乱切りにすることによって、タケノコのような食感になるといいます。
では、早速いってみましょう。
【材料】一人分
ジャガイモの皮 | 2個分 |
にんじんの皮 | 1本分 |
ピーマンのヘタ | 2個分 |
しいたけの軸 | 3個分 |
ブロッコリーの茎 | 1本分 |
水【A】 | 80ml |
ケチャップ【A】 | 大さじ2 |
酢【A】 | 大さじ1.5 |
砂糖【A】 | 大さじ1 |
しょうゆ【B】 | 大さじ2 |
おろししょうが【B】 | 小さじ1 |
塩・こしょう | 各少々 |
水溶き片栗粉 | 片栗粉・水各大さじ1 |
片栗粉 | 適量 |
油 | 適量 |
【作り方】
① よく洗ったジャガイモの皮(2個分)をむき、【B】のしょうゆ・おろししょうがに5分つける
② ジャガイモの皮を3枚ほど重ねて、丸めながら水溶き片栗粉とつけたあと、片栗粉適量でコーティング
③ 片栗粉をまぶしたジャガイモの皮を多めの油で、こんがりするまで揚げる
④ 野菜の下ごしらえをする
・にんじんの皮は、ピーラーでむいたものを3~4cmの長さに切る
・ピーマンのヘタは半分に切る
・しいたけの軸はななめ切りにする
⑤ 油を引いたフライパンで④の野菜を炒める
⑥ ⑤に【A】の合わせ調味料を加える
⑦ ②でジャガイモの皮を肉にするためにつけた水溶き片栗粉をフライパンに入れて、とろみをつける
⑧ 揚げたジャガイモの皮を、調味料と野菜とひと混ぜしたらできあがり
こんな本格的な酢豚を作ろうと思ったら、ほんと大変です。
今回の得ワザ酢豚は、ポイ食材のジャガイモの皮が、お肉のように見えてくるから不思議。
では、なぜジャガイモの皮が酢豚のような食感になるのでしょう。
外はカリッ、中はモチモチの食感になる秘密知りたいですよね~。
それは、ジャガイモのでんぷんが水分と熱を加えると、粘りが出る性質をもっているから。
ジャガイモの皮の間に、同じでんぷんを含む水溶き片栗粉をはさみこむことで、ミルフィーユ状になったでんぷんが、加熱することにより、酢豚のようなモチモチ食感になるのです。
さらに、片栗粉をまぶして素揚げしたことで、表面がカリッとした食感を生み出します。
タケノコっぽい食感になっているという、驚きのブロッコリーの茎。
ブロッコリーの繊維はかたいのですが、加熱調理することによって、かたいブロッコリーの繊維がこわれ、かたさがタケノコに近づくそうです。
しかも、加熱することで、アクが抜けて苦味やえぐみも減っているのですね~。
普段捨ててしまいがちな、にんじんの皮やピーマンのヘタ、ブロッコリーの茎にも、ビタミンCやβカロテンがしっかり含まれています。
お財布に優しいだけではなく、体にもやさしいのです。
風邪の予防にも効果的。
ジャガイモの皮を揚げるのも、お肉ではないので、そんなにじっくり揚げる必要がないのでガス代の節約にも。
ステナイおばさん特製のレシピといっても過言ではないでしょう。
文句なしの酢豚らしいので、私も近々作ってみたいと思っています。
その時は、また、追記していきますね。