花粉はバレンタインデーの頃から飛び始める、花粉症対策とは
1月でも、明日の大阪は3月並みの気温だとか。
ちょっと暖かいなぁ~と思うと、鼻がくすぐったく感じるのは、花粉のせい?
花粉は、だいたいバレンタインデーの頃から飛び始めるということ。
そう、2月頃から、毎年、花粉症の薬を希望される患者さんが増えてきます。
このところ、テレビの情報番組で、花粉症についてみることが多いので、私も記事にしてみようと思います。
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花粉症の季節がやってくる、今年の飛散量はどうよ??
2月から飛び始めるスギ花粉は、3月がもっとも多くピークをむかえます。
今年は、スギ花粉の飛散量が昨年に比べて増加。
地域によっては、7倍以上の花粉が飛ぶと予想されています。
大阪でも、なんと去年の4~6倍にも(>_<)
なにを隠そう、私も花粉症なのです。
去年は、なんとなく軽く済んだ感じはしましたが、今年はこんな飛散量の予測だから、おそろしいですね~。
『世界一受けたい授業』という番組内では、子供の花粉症が増加しているということでした。
1985年からの20年間で、なんと10倍以上。
花粉症の子供たち(14歳以下)の4人に1人が、スギ花粉症だというのです。
理由は、70年前に植えられたスギが、活動の最盛期をむかえて、花粉の量が増加するから。
幼い頃から大量の花粉を浴びることで、低年齢のうちに発症する子が増えているというこです。
関西の『おはよう朝日です』という情報番組でも、2017年、関西での花粉の飛散量は多いといわれていました。
ということは、症状が重くなる人や、新しく初めて花粉症になる人が増えるということですね~。
寒いとポカポカ陽気は待ち遠しいですが、花粉症のことを考えると、そうもいきません(^^;)
花粉症対策は、やっぱり薬?
症状は、鼻水・くしゃみ・目のかゆみなど。
これがひどいと、ほんと仕事にもなりません(^▽^;)
『おはよう朝日です』情報では、舌下免疫療法やレーザー治療法を紹介。
◎舌下免疫療法
2014年から保険適用になった治療法。
花粉の成分をもとにしたシダトレンという薬を、少しずつ体の中に入れて、アレルギー反応が起こらないように体質をかえていく方法です。
3~5年、毎日行わなくてはいけない上に、根治率が約3割というのは、なんとも厳しいっ(>_<)
80%くらいの人が、症状が軽減するといわれている舌下免疫療法です。
アレルギーが完治できる治療法とは「みんなの家庭の医学」より ←こちらの記事でも、舌下免疫療法について書きました。
◎レーザー治療
レーザーで鼻の粘膜を焼くことで、アレルギー反応が起こりにくい粘膜を作りだすという治療法。
レーザーを照射して、アレルギー反応を鈍くさせるわけです。
手術といっても、痛みや出血もあまりなくて、日帰りで帰宅OK。
だいたい1~3年間くらい効果があるといわれています。
万が一、効果が短い期間だったとしても、繰り返して治療も行え、もちろん保険適用も可能。
ただ、このレーザー治療は、花粉が飛ぶ1ヶ月前までに、治療が終わっていなければなりません。
◎薬
花粉症の薬といっても、これって結構な種類あるんですよね~。
1日2回飲みや1日1回で良い薬、全然効かないとか眠気がくるとか。
20種類以上もある薬の中から、自分に合った薬を探さなければいけません。
私は、もう長い間、このジルテックという薬を1日1回、眠前に飲んでいます。
眠気がくるといわれる人もおられますが、寝る前に飲んでいるので、日中の眠気はさほど感じていません。
薬の種類によって、効果や副作用は個人差があるので、難しいですよね。
まだ、飲み始めてはいないのですが、今年は、もう服用した方が良さそう・・。
花粉症の薬って、眠気が少ないというのは、そんなにないような気がします。
昨年28年11月に発売された「デザレックス」や「ビラノア」という、眠気という副作用が出にくい薬も発売されました。
ちょうど、去年の勉強会でサンプルをもらっていたビラノア。
いくつかの種類の薬を試してみて、自分に合った薬をみつけることが大事ですね~。
薬を飲み始める時期は、花粉が飛ぶ1~2週間前から。
まさに、今でしょ!!
早よ、飲み始めなあかん!!
花粉症の予防法
花粉症の時期と重なって、PM2.5や黄砂にも反応する私(^^;)
これらは、花粉よりも粒子が小さく、アレルギー反応を起こしやすいといわれています。
PM2.5は工場などから排出される化学物質。
細かいPM2.5が花粉にくっつくことで、傷が付きます。
大気中の水分が、花粉の傷から中に入り、花粉は膨張して破裂。
破裂した花粉のかけらは、もっと細かくなって、私たちの肺や気管支に入るのですね~。
そういえば、私は咳が出ること多い!!
やばいやんΣ(・ω・ノ)ノ!
PM2.5は一年中、黄砂は春先に多く、花粉症の季節に2重3重に、症状が重くなる人もいるのだとか。
でも、このアレルギーの症状も、花粉症と同じ薬で大丈夫。
何事も、早め早めの対策が必要です。
花粉症の予防策としては、
・外出時はマスクや眼鏡を着用する
・花粉が付きにくい、起毛のない衣服を着用
・衣服に付いた花粉を落としてから部屋に入る
・こまめに床を掃除する
・花粉症の症状をおさえる食材「れんこん」を食べる
「れんこん」をオススメしてくれたのは、「世界一受けたい授業」の番組に出演されていた石井正則先生。
花粉が体内に入ると、IgEという抗体ができます。
IgEの量が多いと、鼻づまりなどの花粉症の症状が多く出て悪化。
花粉症を予防するためには、IgEができないようにすれば良いわけです。
そこで、オススメなのが「れんこん」
れんこんに多く含まれるポリフェノールには、IgEを増やさないように抑制する働きがあるのです。
れんこんに乳酸菌を合わせると、効果はさらにアップ。
花粉症のつらさが、少しでも抑えられるように、早めの予防。
お互い、早めに薬を飲むようにしましょうね。
私も、さっそく、薬を飲むことにします。